予定管理で起こりやすいミスと減らし方

月間カレンダーに貼った付箋の予定を、別の日へ貼り替えている手元。

予定管理の事故は「覚えていなかった」より、「それぞれが別の正しい予定を見ていた」ときに起きます。紙、LINE、口頭、個人カレンダーに分かれた予定を一画面へまとめる際は、入力機能より先に正本と変更手順を決めます。

まず四つのミスを分ける

  • 登録漏れ:受けた人の記憶にしかない
  • 転記漏れ:紙にはあるが共有表にない
  • 変更漏れ:最初の日時だけが残っている
  • 見間違い:曜日、開始時刻、担当、場所を取り違える

原因が違えば対策も違います。通知を増やしても、登録されていない予定は通知できません。

正本は一つ、入口は複数でもよい

電話、LINE、口頭で予定を受けることは止めにくくても、確定した予定を置く場所は一つにできます。受けた人が登録できない場合は、登録担当へ渡す形式を統一し、誰が完了を確認するかまで決めます。

一画面に載せる情報を選ぶ

一覧には日付、開始・終了、顧客または案件、担当、場所、状態を表示します。長いメモや経緯まで並べると、肝心の時間が見えません。詳細はタップ後に見せ、当日・未確定・取消を色だけに頼らず文字でも区別します。

登録時の読み上げ確認

「8月24日月曜日、14時から15時、担当は○○、場所は△△で登録します」のように曜日まで読み上げます。日付だけの思い違いと、開始・終了の逆転をその場で減らせます。

変更と取消は元データから行う

変更後の予定を新規登録すると、古い予定が残って二重に見えます。元の予定を更新し、更新者と日時を残します。取消は一覧から消すのではなく、しばらく「取消」と表示した方が、訪問しなかった理由を後で確認できます。

「登録したこと自体を忘れる」という五つ目のミス

予定はきちんと登録できていても、登録したこと自体を忘れてしまい、結局見返さないまま期限を過ぎる、というケースもあります。これは登録漏れとは別の問題で、正しく記録されているのに気づけないパターンです。対策は「思い出す」ことに期待せず、システム側から気づかせる仕組みを持たせることです。近づいたら知らせる、開いたら目に入る場所に出す、といった形にすると、覚えている自信に頼らずに済みます。

通知は「増やす」より「絞る」方が効く

予定のたびにすべて通知すると、そのうち読まれなくなります。当日の変更、直前の取消など、行動が必要な通知だけに絞り、確認だけでよいものは一覧を見に行く形にする方が、結果的に見落としが減ります。通知を増やすことと、伝わることは別問題です。

LINEとの分担は「LINEを業務連絡に使うとき」、現場で見やすい画面は「スマホ向け画面のポイント」をご覧ください。

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